胃の働きは年齢とともに弱る
食べたものを消化するのは胃液です。
胃液は胃酸、消化酵素などを含んでいます。胃酸は強力な酸性で、食べたものを溶かしたり、殺菌したりします。しかし、胃液の分泌量は年齢とともに減少。胃酸も薄くなり量も少なくなります。年をとり、消化が悪くなる原因の一つです。胃もたれなどをおこしやすくなります。
胃炎や胃潰瘍はストレス、生活習慣が影響
胃は胃粘膜から出る粘液によって守られています。粘液には胃酸を中和する物質を含んでおり、胃酸によって自らが傷つかない仕組みになっています。
しかし、なんらかの原因によって胃粘膜が傷つけられると胃酸と中和物質の分泌バランスが崩れ、胃酸が胃壁そのものを溶かしてしまいます。これが胃潰瘍です。また、ストレスや食生活の乱れによって胃炎を繰り返し、それが胃潰瘍に進行する場合もあります。また、ピロリ菌も原因の一つといわれています。
胃のSOSはこんな時!
胃のSOS
・胃がムカムカして重苦しい
・食欲がない
・ゲップが出る
・吐き気、嘔吐
・胃がキリキリ痛む
胃をいたわろう
胃の不調とその原因には以下のようなものがあります。
@消化不良=食べすぎ・飲みすぎ
A胃酸過多=生活習慣の乱れ
B刺激物の撮り過ぎ (カフェイン・非ステロイド性消炎症鎮痛剤など)
Cストレス
Dタバコ
「考え事をすると胃が痛む」という人もいるかも知れません。胃の特徴の一つは、ストレスが現れやすいこと。不安や緊張が高まると自律神経のバランスが乱れ、胃の働きが悪くなるからです。規則正しい食生活を送り、暴飲暴食を避けるだけでなく、ストレスを溜めないことが胃をいたわる第一歩です。
ピロリ菌
胃炎や胃もたれ、胃潰瘍の原因の一つとされているのがピロリ菌です。ピロリ菌は、強力な酸の中でも生き続ける菌。日本人は年齢が高いほど、ピロリ菌に感染している人が多いといわれています。現代の感染経路は食べ物や飲み物、また、乳幼児は唾液感染がほとんどで、保菌者が口移しで食べ物を与えることでうつるといわれています。ピロリ菌は放置すると胃ガンの原因にもなるといわれます。
健康生活情報
胃腸の調子が悪い時の食事、調理方法
1 胃腸のちょうしが悪い時は、できるだけ食物繊維や脂肪の少ない食品をやわらかく調理しましょう。
2 胃酸の分泌を高める食品は、控えましょう。
・香辛料多いもの (こしょうや唐辛子など)
・甘味の強いもの (煮豆、まんじゅうなど)
・食塩の多いもの (漬物、塩辛など)
・酸味の強いもの (酢の物、柑橘類など)
・嗜好飲料 (アルコール、炭酸、珈琲、紅茶、濃いお茶など)
3 食事は、ゆっくりよくかんで食べましょう。
4 冷たいものは、一気に飲まないようにしましょう。
5 食後は、休息をとりましょう。
参考資料 三愛製薬(株) 健康情報誌(すこやか)号より

