肝臓は、体内の巨大な化学工場
肝臓は横隔膜の下にあり、重さは男性で約1400グラム、女性で1200グラムと内臓の中で最も大きな臓器です。主に5つの働きがあります。
1、消化
胆汁を1日700〜1000cc作ります。胆汁は、老廃物や過剰なコレステロールを除去し、消化を助けます。
2、栄養分の調整・貯蔵作用
食べ物から摂取したブドウ糖、果糖、アミノ酸、脂肪酸などを、グリコーゲンというエネルギー源に変えて蓄えます。
3、解毒作用
毒素や細菌、薬物など有害な物質を身体に無害な物質に変えて、体外へ排出します。また、たんぱく質の新陳代謝によって生成されたアンモニアを、無害な尿素に変えて排泄します。
4、赤血球分解作用
古くなった赤血球中ヘモグロビンを分解してビリルビンや鉄分を生成します。ビリルビンは胆汁の材料になります。
5、アルコールを分解
アルコールはアセトアルデヒドに分解され、その後、酢酸、水に変わります。
肝臓は、「沈黙の臓器」!
肝臓は再生能力、代謝能力に優れています。
そのため、異常があっても気づかづ、自覚症状が出る頃には症状がかなり進行していることが多いことが、「沈黙の臓器」言われるゆえんです。
肝臓病の主な原因
肝臓病の主な原因としては、3つあります。
●ウイルス
ウイルスの種類によってA型、B型、C型などという名前がついています。症状によって急性と慢性に分けられます。
●薬剤起因性肝障害
主として、風邪薬、痛み止め、抗生物質が原因で起きるといわれています。
●アルコール性肝疾患と脂肪肝
肝臓が代謝できるアルコール量には限度があり、それを超えると肝障害を引き起こします。脂肪肝は、動脈硬化症、高脂血症、高血圧、糖尿病などの原因になるといわれます。
元気な肝臓は、バランスのとれた食事から
肝臓の働きが悪くなると、糖質、たんぱく質、脂質の代謝異常が起こります。そのため、十分な栄養素を、バランスよく食べることが必要です。また、防腐剤や着色料の解毒のために肝臓に負担をかけないよう、加工食品の撮り過ぎに気をつけ、飲酒をする人は、必ず「休肝日」をもうけましょう。
参考資料 三愛製薬(株) 健康情報誌(すこやか)号より

